2003年8月

「絵世間に揉まれる」

 暑い夏がいよいよやってきました。お元気ですか?
 夏は旅スケッチの季節ですが、同時に秋の作品発表に備えた、絵を描く者にとっては大事な季節です。
 私自身にとってもそうですが、旅スケッチと、個展など作品を発表することとは、自分の絵が良くなったり、又、大きく変わる二大チャンスではないでしょうか?二つとも作品を人目にさらし、「どうですか?」と問いかける、いわば「世間に揉まれる」かけがえのない機会だからです。
 この秋は、私の教室の人や、絵を通して知り合った人の内、なんと十数人が東京、地方で個展を開きます。ぜひ皆さん見に行ってあげて下さい。良かったら誉めてあげ、気に入らなかったら黙って帰ればいいのです。お世辞は不要。
 作者はそうした反応を受けて「世間に揉まれ」励まされたり、叩きのめされたりするのです。次にどう出直すかが、作者の勝負どころです。「世間に揉まれる」ための、それに備えるための夏、気合いを入れて描きまくり、しっかりと過ごしましょう。
 個展を控えた人、とくにいい夏を過ごして下さい。私も秋に個展を開きます。がんばります。


「原宿表参道」 
去る7月3日5PM、NHKテレビ「首都圏ネットワーク」で「永沢まこと・広がるスケッチの世界」が18分に亘って放映されました。
これは番組の中で、私が街スケッチを実際に行っている様子を伝えたときに描いたもの。並木の根から描き始め、左へとパノラマ拡大したものです。


←目次へ